肘が痛い原因はテニス肘?見逃しがちな症状チェックリスト
- 2025年06月13日
- カテゴリー:未分類

肘の外側に違和感や痛みを感じていませんか?それ、「テニス肘」の可能性があります。スポーツ経験がなくても、日常の動作や仕事の影響で発症することも。この記事では、テニス肘の基本的な症状やセルフチェック方法、他の病気との違いについて詳しく解説します。早期に正しい対処をすることで、痛みの悪化を防げます。ぜひ最後まで読んで、ご自身の症状を確認してみてください。
目次
1.テニス肘とは?基本の知識
1-1:テニス肘の正式名称と仕組み
テニス肘は医学的に「上腕骨外側上顆炎」と呼ばれ、前腕の筋肉や腱の使い過ぎが原因です。
1-2:誰がなりやすい?発症リスクと生活習慣
テニスをしていない人でも、パソコン作業や家事で肘を酷使する人は要注意です。
2.セルフチェック|こんな症状は要注意
2-1:肘の外側がズキッと痛む場合
タオルを絞る、ドアノブをひねる動作で痛みを感じたら初期症状の可能性。
2-2:朝方や動き出しに痛むパターン
安静時は痛まなくても、動作時に痛むのは典型的なテニス肘のサインです。
3.実は違う?似た症状の別の病気
3-1:肘部管症候群との違いとは?
小指や薬指にしびれがある場合は、神経障害の可能性も。
3-2:頚椎症や関節リウマチの可能性も
首や他の関節に痛みがあるなら、他の病気も疑ってみましょう。
4.テニス肘の対処法・治療法
4-1:自宅でできる対策(ストレッチ・冷却)
痛みを和らげるストレッチや冷却法を紹介します。
4-2:病院での治療(整形外科・リハビリ)
整形外科での診断や、必要に応じたリハビリ治療の進め方を解説。
5.早期発見・予防のポイント
5-1:肘に負担をかけない生活習慣
道具の持ち方や肘の使い方を見直すだけで予防につながります。
5-2:再発防止のために知っておくべきこと
一度治っても再発しやすいテニス肘。正しいセルフケアが重要です。
1.テニス肘とは?基本の知識

テニス肘は上腕骨外側上顆炎と言われます。外側上顆部分に生活の中で掛かると痛みます。
1-1:テニス肘の正式名称と仕組み
テニス肘は、正式には「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」と呼ばれ、前腕の筋肉と骨をつなぐ腱に炎症が起こる状態を指します。特に手首を動かす筋肉に繰り返し負担がかかることで、肘の外側に痛みが生じます。名前に「テニス」とあるものの、必ずしもスポーツが原因とは限らず、日常生活や仕事中の動作の中でも発症するため、誰にでも起こり得る疾患です。
1-2:誰がなりやすい?発症リスクと生活習慣
テニス肘は、30~50代の人に多く見られます。主な要因は「手首や肘をよく使う動作」で、たとえばパソコン作業、掃除、料理、育児などです。また、荷物を頻繁に持つ方や美容師、大工、調理師などの職業の人もリスクが高いです。繰り返しの動きが炎症を引き起こすため、特に利き手側に発症するケースが多いのも特徴です。
2.セルフチェック|こんな症状は要注意
2-1:肘の外側がズキッと痛む場合
肘の外側、ちょうど骨が出っ張っている部分を押すと痛む、あるいはタオルを絞る、物をつかむ、ドアノブをひねるなどの動作でズキッとした痛みを感じる場合は、テニス肘の疑いがあります。特に「物を持ち上げると痛いが、じっとしていれば痛くない」といった状態が典型的です。この段階で適切に対処すれば、悪化を防ぐことができます。
2-2:朝方や動き出しに痛むパターン
テニス肘は安静時に強い痛みが出ることは少ないですが、「朝起きたとき」や「動き始め」に痛みを感じることがあります。これは夜間の休息後、硬くなった筋肉や腱に急に負担がかかるためです。初期段階では軽い違和感程度ですが、放っておくと徐々に慢性化し、日常生活にも支障をきたすことがあるので、早めの対策が重要です。
3.実は違う?似た症状の別の病気
3-1:肘部管症候群との違いとは?
テニス肘とよく混同されるのが「肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)」です。こちらは肘の内側を通る尺骨神経が圧迫されることで、小指や薬指にしびれやチクチク感が出るのが特徴。痛みではなくしびれが主体の場合、テニス肘ではなく神経系の障害である可能性が高いため、整形外科や神経内科での診断が必要です。
3-2:頚椎症や関節リウマチの可能性も
肘の痛みが長引く場合、原因は肘そのものではないこともあります。たとえば、頚椎症(首の骨の異常)からくる放散痛や、関節リウマチといった自己免疫疾患も肘の痛みを引き起こす可能性があります。左右両方の関節が腫れる、全身的なだるさがあるなど、複数の症状が重なる場合は、専門医の診察を受けることが望ましいです。
4.テニス肘の対処法・治療法
4-1:自宅でできる対策(ストレッチ・冷却)
軽度のテニス肘であれば、自宅でのセルフケアで改善が期待できます。まず痛みがあり熱を持っている場合は、氷で肘を10~15分冷やすクーリングが効果的です。また、前腕のストレッチや、手首を反らせる筋肉の柔軟性を高める運動を取り入れると、腱への負担が軽減されます。サポーターやテーピングを使うのも良い対処法です。
4-2:病院での治療(整形外科・リハビリ)
症状が1〜2週間続く、または悪化する場合は整形外科を受診しましょう。診断にはX線や超音波検査が用いられ、必要に応じて湿布薬、消炎鎮痛剤、注射などが処方されます。重症化している場合は、理学療法士によるリハビリが行われることも。再発を防ぐためにも、医師の指導のもと正しいケアを続けることが大切です。
5.早期発見・予防のポイント
5-1:肘に負担をかけない生活習慣
予防には「使いすぎないこと」が最も重要です。例えば、重いものを持つときは両手で持つ、長時間のパソコン作業ではこまめに休憩を入れるなど、肘に過剰な負荷がかからない工夫をしましょう。また、手首や指の筋肉を日常的に鍛えるトレーニングも有効です。正しい姿勢と動作で日常生活を送ることが、発症の予防につながります。
5-2:再発防止のために知っておくべきこと
テニス肘は一度治っても再発する可能性があるため、治療後のケアも大切です。完治後もストレッチや筋力トレーニングを継続し、肘に負担がかからない動作を意識しましょう。違和感が出たときはすぐに冷却し、無理をしないこと。症状が軽いうちに適切な対応をすることで、慢性化や再発のリスクを大幅に下げられます。
【まとめ】
・テニス肘は、テニスをしていなくても生活の中で痛みが出る
・ものを持つと痛いといった特徴的な症状がある
・既往歴にリウマチや頸椎症などがある場合は、まず整形外科などに相談を
・セルフケアでも防止が可能となります
いかがでしたでしょうか?
テニス肘は、パソコンや重いものを持ったりすることが多くなると肘に負担がかかり痛みが強くなります。対策として、
①肘関節周りの柔軟性を上げる
②肩甲骨周囲の筋力を付ける
③重いものを持つのを避け負担軽減をする
などを意識すると良いようです。
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