ブログ

トップページ > ブログ > 未分類 > 圧迫骨折を悪化させない!自宅リハビリと寝たきり予防法

圧迫骨折を悪化させない!自宅リハビリと寝たきり予防法

  • 2025年06月13日
  • カテゴリー:未分類

高齢者の骨折で4大骨折とされている圧迫骨折は、適切な対処をしないと変形が悪化したり、最悪は寝たきりになるリスクが高まります。しかし、正しい知識と自宅でできる簡単なリハビリや生活習慣の工夫で、回復を早め、再発も防ぐことが可能です。本記事では、圧迫骨折後に気をつけたいポイントや、自宅で実践できるリハビリ・予防法について、わかりやすく解説します。ご家族のケアにも役立つ情報を紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

1. 圧迫骨折の基礎知識
・1-1 圧迫骨折とは?主な原因と特徴
・1-2 痛みや症状の出方と診断の流れ

2. 寝たきりになるリスクとその影響
・2-1 圧迫骨折が寝たきりにつながる理由
・2-2 寝たきりによる二次的な健康被害とは

3. 自宅でできる安全なリハビリ法
・3-1 初期段階で注意すべき動作と姿勢
・3-2 回復期におすすめの簡単な運動・ストレッチ

4. 日常生活での予防と再発対策
・4-1 骨にやさしい生活習慣と食事
・4-2 転倒を防ぐ住環境の工夫と注意点

5. 家族・介護者ができるサポート
・5-1 回復を支える声かけと見守りのコツ
・5-2 医療機関や福祉サービスの活用方法

1. 圧迫骨折の基礎知識

・1-1 圧迫骨折とは?主な原因と特徴

圧迫骨折は背骨(椎体)が押し潰されるように骨折する状態で、特に高齢者に多く見られます。加齢や骨粗しょう症によって骨が弱くなっていると、転倒や尻もちなど軽い衝撃でも発生します。骨折直後は腰や背中の痛みが強く、立ち上がりや歩行が困難になることもあります。初期には症状が軽く、見逃されることもあるため、違和感があれば早めに医療機関で診断を受けましょう。

→厚生労働省によると骨粗しょう症のリスクとして

✅25歳時と比べて4㎝身長が縮んだ

✅背中が丸くなった

✅腰に痛みがある

✅洗濯物を高い所に干せない

✅高い棚に手が届かない

✅胸やけ・胃部圧迫感がある

これらがあると骨粗しょう症のリスクが高いと言われるようです。

厚生労働省 HP 骨粗鬆症より一部参照tp1122-1m09.pdf

・1-2 痛みや症状の出方と診断の流れ

圧迫骨折は、突然の背中や腰の痛み、体を動かしたときの激痛、姿勢の変化(前かがみ)などで気づくことが多いです。X線やMRIによって診断が確定されます。骨粗しょう症が背景にある場合は、その検査も同時に行われます。初期診断と適切な治療開始が、寝たきり予防に直結します。

2. 寝たきりになるリスクとその影響

・2-1 圧迫骨折が寝たきりにつながる理由

圧迫骨折後の安静は必要ですが、過度な寝たきり状態は筋力低下や関節が固まることに繋がります。特に高齢者では、わずか数日間の安静でも下肢筋力が低下し、日常生活の自立度が下がってしまいます。動かないことで食欲不振や認知機能の低下も引き起こされ、悪循環に陥る危険があります。

・2-2 寝たきりによる二次的な健康被害とは

長期の寝たきり状態は、褥瘡(床ずれ)、肺炎、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)などの重大な合併症を引き起こします。さらに、精神的にも意欲が低下し、うつ状態になることもあります。これらを防ぐためには、可能な範囲で早期に身体を動かし、日常生活に戻る工夫が重要です。

3. 自宅でできる安全なリハビリ法

・3-1 初期段階で注意すべき動作と姿勢

骨折直後は痛みを避けるため、無理な動作は厳禁です。ベッドから起き上がるときは、必ず病院で作成されたコルセットもしくはまだコルセットが出来ていない場合は、普通の腰痛のコルセットでもいいので装着してから起き上がるようにします。起き上がり方としては、横向きになってから腕を使ってゆっくり起き上がるようにしましょう。腰をねじる・極端な前屈・腰をそらすなどの動作は骨折状況の悪化につながります。

→私が今まで経験してきた例を言うと、

①圧迫骨折

②コルセットの作成(1~2週間)自宅待機の場合は、一般のコルセットを装着する

③コルセット3か月着用(ダーメンコルセットという強いコルセット)

という例をよく見かけました。以前は、生活困難者は入院するなどの選択もしている方がいました。

・3-2 回復期におすすめの簡単な運動・ストレッチ

 圧迫骨折をするとコルセットを常に装着するというのが標準的な治療として選択されます。そのため、インナーマッスルが低下しコルセットを外した後に背中が丸くなるという事が起こる事象が多く認められます。腹式呼吸を行いつつ、腹筋を付ける事が骨折後の体の状況を悪化させないためにも重要と考えます。

4. 日常生活での予防と再発対策

・4-1 骨にやさしい生活習慣と食事

圧迫骨折の再発を防ぐには、骨密度の維持が大切です。カルシウムやビタミンDを多く含む食事を心がけ、日光浴でのビタミンD合成も意識しましょう。また、喫煙や過度な飲酒は骨の健康に悪影響を与えるため控えるべきです。定期的な骨密度検査も、骨粗しょう症の早期発見・治療につながります。

・4-2 転倒を防ぐ住環境の工夫と注意点

自宅の床に物を置かない、滑り止めマットを敷く、トイレや浴室に手すりを設置するなど、転倒リスクを減らす環境づくりが大切です。照明は明るくし、夜間の移動には足元灯を活用しましょう。履物も滑りにくいものを選び、外出時は杖や歩行器を活用すると安全です。

5. 家族・介護者ができるサポート

・5-1 回復を支える声かけと見守りのコツ

患者本人が意欲を失わないよう、前向きな声かけや、小さな回復を一緒に喜ぶことが大切です。「できることを少しずつ増やしていく」という視点で、過保護になりすぎず、本人のペースを尊重するサポートを心がけましょう。自立を促す支援が、寝たきり予防に大きく貢献します

・5-2 医療機関や福祉サービスの活用方法

主治医との連携はもちろん、訪問リハビリや介護保険サービスの利用も検討しましょう。地域包括支援センターに相談すれば、必要な支援制度やサービスを案内してもらえます。介護する側も無理をしないために、外部資源をうまく活用することが長期的なサポートの鍵です。

【まとめ】

・圧迫骨折は、高齢者に多い骨折の一つである

・骨折と診断された後は、無理をせずコルセット装着後より少しずつ動くようにする

・コルセットを付けている間は、腹筋を鍛えるようにする

いかがでしたでしょうか?

私も、腰椎ヘルニアの手術後にダーメンコルセットを3か月装着した経験があります。腹筋が低下しどんどん背中が丸くなり肩こり・腰痛が悪化したので腹筋がどれだけ大事かという事を少しでも認識していただけたら幸いです。

もし圧迫骨折後、コルセットを外してから慢性痛にお悩みであれば、一度どのように体を使うかというのを理解するきっかけをいただけませんか?

下のURLより簡単2ステップで可能となります。

WEB予約│荒川沖駅徒歩1分の荒川沖姿勢改善整体アース

【簡単2ステップ】

①ご予約時間を選択し情報を記入していただく

②当院より、当日の流れに関する内容のメールが届きます