膝関節全置換術後の痛みが取れない理由と、効果的な運動方法・改善法5選

膝関節全置換術を受けたあと、「まだ痛みが残る」「思ったより回復が遅い」と感じていませんか?
実は、手術後の痛みにはいくつかの原因があり、適切なリハビリや生活習慣の見直しで大きく改善できるケースが多いのです。
この記事では、膝関節全置換術後に痛みが取れない主な理由と、実際に効果があった改善法5選をわかりやすく紹介します。
術後の不安を減らし、前向きに回復へ進みたい方におすすめの内容です。
【目次】
1. 膝関節全置換術後に痛みが残るのはなぜ?
- 1-1. 手術直後の炎症や腫れによる痛み
- 1-2. 筋力低下や可動域制限が原因の痛み
2. 痛みが長引く場合に考えられる要因
- 2-1. 運動不足や自己流トレーニングの影響
- 2-2. 関節周囲の癒着・神経過敏が関係しているケース
3. 痛みを軽減するための効果的な運動法
- 3-1. 太ももの筋肉(大腿四頭筋)を鍛える基本運動
- 3-2. 可動域を広げるストレッチと姿勢改善法
4. 自宅でできるセルフケアと日常生活の工夫
- 4-1. 氷や温熱を使った痛みコントロール法
- 4-2. 正しい歩行フォームと生活動作のポイント
5. それでも痛みが続くときの対処法
- 5-1. 整形外科での再評価・画像検査の重要性
- 5-2. 専門家に相談すべきサインとリハビリ継続の考え方
1. 膝関節全置換術後に痛みが残るのはなぜ?
1-1. 手術直後の炎症や腫れによる痛み
手術後の数週間は、膝周囲の炎症や腫れが原因で痛みが続くことがあります。これは体が治ろうとしている反応で、無理に動かさず、冷却(アイシング)や医師の指示に従うことが大切です。過度な動きは逆に炎症を悪化させる場合があるため、安静と適度な動作のバランスを取りましょう。炎症期を過ぎると痛みは徐々に軽減し、リハビリに集中できるようになります。
1-2. 筋力低下や可動域制限が原因の痛み
手術前から続いた膝の痛みや長期間の安静によって、大腿四頭筋などの筋肉が弱り、関節を支える力が低下します。その結果、膝への負担が増え、動作のたびに痛みを感じやすくなります。痛みが筋力不足からきている場合は、無理のない範囲で筋トレを始めることが効果的です。専門家の指導を受けながら少しずつ可動域を広げ、関節をスムーズに動かせるようにしましょう。
2. 痛みが長引く場合に考えられる要因
2-1. 運動不足や自己流トレーニングの影響
術後の回復には、正しい運動の継続が欠かせません。運動を途中でやめたり、自己流で無理な運動を行うと、関節に負担がかかり痛みが悪化することがあります。特に「痛いから動かさない」状態が続くと、関節が硬くなり、結果的に回復が遅れることも。運動は「少しきついけれど頑張れる」強度を意識し、理学療法士の指導のもとで行うのが安全です。
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【初心者必見】筋トレの始め方完全ガイド|自宅&ジムのメニューも解説! | 荒川沖姿勢改善整体アース
2-2. 関節周囲の癒着・神経過敏が関係しているケース
手術による組織の損傷が回復する過程で、皮膚や筋膜、関節包などが癒着し、動かすときに突っ張り感や痛みを生じることがあります。また、神経が敏感になって痛みを感じやすくなる「神経過敏」も原因の一つです。この場合、施術で筋肉を柔らかくしたり、温熱療法やマッサージを取り入れることで症状が改善することがあります。無理せず少しずつ可動性を回復させましょう。
3. 痛みを軽減するための効果的な運動法
3-1. 太ももの筋肉(大腿四頭筋)を鍛える基本運動
膝の安定性を保つには、大腿四頭筋の強化が欠かせません。代表的な運動は「膝伸ばし運動」です。椅子に座り、片足をゆっくり伸ばして5秒ほどキープし、ゆっくり戻すだけ。これを1日10回×2〜3セット行いましょう。痛みのない範囲で続けることが大切です。筋力がつくことで膝への負担が減り、階段の上り下りや歩行がスムーズになります。
3-2. 可動域を広げるストレッチと姿勢改善法
膝の可動域が狭いと、歩行時に無理な負担がかかります。術後は膝を曲げ伸ばしするストレッチを毎日続けることが重要です。寝た姿勢でタオルを足裏にかけ、ゆっくり膝を曲げて伸ばす運動が効果的。また、背筋を伸ばし、骨盤を立てて座る姿勢を意識すると、膝関節の位置が整い、痛みが軽減しやすくなります。
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4. 自宅でできるセルフケアと日常生活の工夫
4-1. 氷や温熱を使った痛みコントロール法
痛みの原因が炎症の場合は、氷で冷やす「アイシング」が有効です。1回10〜15分を目安に、1日数回行いましょう。一方、筋肉が硬くこわばっている場合は、温めることで血流が改善し痛みが和らぎます。冷やすか温めるか迷ったときは、医師や理学療法士に相談するのが安心です。状態に合った方法を取り入れて、痛みを上手にコントロールしましょう。
4-2. 正しい歩行フォームと生活動作のポイント
術後の歩行では、膝への負担を減らす姿勢が大切です。背筋を伸ばし、かかとからつま先へ体重を移すように歩くとスムーズです。杖を使う場合は、痛くない側の手で支えるのが基本。椅子から立つときや階段の昇降も、手すりを使いながらゆっくり行いましょう。日常動作の一つひとつを丁寧に行うことで、回復が安定し、再び痛みを感じにくくなります。
5. それでも痛みが続くときの対処法
5-1. 整形外科での再評価・画像検査の重要性
3か月以上たっても強い痛みが残る場合は、整形外科で再評価を受けましょう。X線やCTで人工関節の位置ズレや緩み、感染などがないかを確認します。早期に原因を見つけることで、再リハビリや治療方針の見直しが可能になります。痛みを我慢せず、専門医に相談することが回復への近道です。
5-2. 専門家に相談すべきサインとリハビリ継続の考え方
痛みが強くて夜眠れない、腫れが引かない、膝が熱を持っているといった症状は、専門家に相談すべきサインです。自己判断でリハビリを中断せず、医師や理学療法士の意見を聞きながら、ペースを調整して続けましょう。焦らずコツコツ取り組むことで、膝の動きは確実に良くなります。
【まとめ】
●手術後の痛みは一時的な炎症や筋力低下が主な原因であり、焦らず回復を待ちながら適切にケアすることが大切。
●痛みが長引くときは、リハビリ不足や関節周囲の癒着・神経過敏が関係している可能性がある。
●効果的なリハビリは「大腿四頭筋の強化」と「可動域の確保」を中心に、無理のない範囲で継続するのがポイント。
●自宅ではアイシングや温熱療法、正しい歩行姿勢などのセルフケアを取り入れることで痛みの軽減が期待できる。
●痛みが3か月以上続く、腫れや熱感がある場合は早めに整形外科を受診し、再評価を受けることが重要。
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