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サルコペニアとは?原因・症状・予防法をわかりやすく解説【元理学療法士監修】

サルコペニアとは、加齢や生活習慣の影響によって筋肉量や筋力が低下する状態を指します。進行すると転倒や要介護のリスクが高まり、健康寿命を大きく縮めてしまいます。しかし、正しい知識を身につけ、早めに対策を行うことで予防・改善は十分可能です。本記事では、元理学療法士の視点から、サルコペニアの原因や症状、今日から実践できる予防法までをわかりやすく解説します。

【目次】

1.サルコペニアとは何か

1-1 サルコペニアの定義と意味
1-2 フレイル・ロコモとの違い

2.サルコペニアの主な原因

2-1 加齢による筋肉量・筋力の低下
2-2 運動不足・栄養不足など生活習慣の影響

3.サルコペニアの症状とリスク

3-1 初期症状とセルフチェックのポイント
3-2 放置した場合に起こる健康リスク

4.サルコペニアの予防と改善方法

4-1 筋力低下を防ぐ効果的な運動習慣
4-2 筋肉を維持するための食事・栄養管理

5.サルコペニアを防ぐ生活のコツ

5-1 日常生活で意識したい行動習慣
5-2 予防を継続するためのポイント

1.サルコペニアとは何か

1-1 サルコペニアの定義と意味

サルコペニアとは、加齢や疾患、低栄養などが原因で筋肉量や筋力が低下する状態を指します。特に高齢者に多くみられ、歩行速度の低下や握力低下が特徴です。2016年には国際疾病分類(ICD)にも登録され、医学的にも重要な概念となりました。単なる「年のせい」ではなく、適切な対策が必要な身体機能の低下と考えられています。

1-2 フレイル・ロコモとの違い

サルコペニア筋肉の量と力の低下に焦点を当てた概念です。一方、フレイル身体的・精神的・社会的な虚弱状態を含む広い概念で、サルコペニアはその一要素とされています。ロコモティブシンドロームは、骨や関節など運動器全体の障害を指します。これらは重なり合う部分が多く、早期発見と対策が重要です。

2.サルコペニアの主な原因

2-1 加齢による筋肉量・筋力の低下

筋肉量は30代をピークに徐々に減少し、特に下半身の筋力は加齢の影響を受けやすいとされています。加齢により筋肉を合成する力が弱くなり、筋線維の数や太さも減少します。その結果、立ち上がりや歩行が困難になり、日常生活動作の低下につながります。加齢自体は避けられませんが、進行を遅らせることは可能です。

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2-2 運動不足・栄養不足など生活習慣の影響

サルコペニアは加齢だけでなく、運動不足やたんぱく質不足などの生活習慣も大きく関係します。特に活動量が少ない生活が続くと、筋肉は使われず急速に衰えます。また、食事量の低下や偏った食生活により、筋肉の材料となる栄養が不足することも原因です。日々の生活習慣が発症リスクを左右します。

3.サルコペニアの症状とリスク

3-1 初期症状とセルフチェックのポイント

サルコペニアの初期症状には、歩く速度が遅くなる、階段がつらくなる、ペットボトルのふたが開けにくいなどがあります。簡単なセルフチェックとして、片脚立ちや握力測定、通常歩行のスピード確認などが有効です。これらに不安を感じた場合は、早めに専門家へ相談することが大切です。

3-2 放置した場合に起こる健康リスク

サルコペニアを放置すると、転倒や骨折のリスクが高まり、要介護状態につながる可能性があります。また、活動量の低下から生活習慣病が悪化し、認知機能や心身の健康にも悪影響を及ぼします。筋肉は全身の健康を支える重要な器官であり、早期対策が健康寿命を延ばす鍵となります。

4.サルコペニアの予防と改善方法

4-1 筋力低下を防ぐ効果的な運動習慣

サルコペニア予防には、筋力トレーニングを中心とした運動習慣が効果的です。特にスクワットやかかと上げなど、下半身を鍛える運動は重要です。無理な負荷をかける必要はなく、正しいフォームで継続することがポイントです。週2〜3回の運動でも、筋力維持・向上が期待できます。

4-2 筋肉を維持するための食事・栄養管理

筋肉を維持するには、十分なたんぱく質摂取が欠かせません。肉や魚、卵、大豆製品などをバランスよく取り入れることが大切です。また、ビタミンDやエネルギー不足にも注意が必要です。運動と栄養はセットで考えることで、サルコペニア予防の効果を最大限に高めることができます。

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5.サルコペニアを防ぐ生活のコツ

5-1 日常生活で意識したい行動習慣

日常生活の中で「こまめに動く」ことがサルコペニア予防につながります。エレベーターではなく階段を使う、外出の機会を増やすなど、小さな積み重ねが重要です。また、長時間座りっぱなしを避けることも筋肉低下防止に効果的です。特別な運動だけでなく、生活全体を見直しましょう。

5-2 予防を継続するためのポイント

サルコペニア予防で最も大切なのは「継続」です。完璧を目指さず、できることから始めることが長続きのコツです。目標を数値化したり、家族や友人と一緒に取り組むことで習慣化しやすくなります。無理なく続けられる方法を見つけることが、将来の健康を守ります。

【まとめ】

サルコペニアとは、加齢や生活習慣の影響により筋肉量や筋力が低下する状態を指す

主な原因は加齢に加え、運動不足や栄養不足などの生活習慣である

初期症状は気づきにくく、放置すると転倒や要介護のリスクが高まる

適切な運動とバランスの良い食事により、予防・改善が可能である

早期から対策を行い、継続することが健康寿命の延伸につながる

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