背部痛の症状からわかる原因と病気のサイン|放置すると危険なケースも解説

背中の痛み(背部痛)は、筋肉のこりや姿勢の悪さだけでなく、内臓の病気や神経のトラブルが隠れていることもあります。痛みの部位や症状の出方によって、原因や対処法は大きく異なります。本記事では、背部痛の主な症状から考えられる原因や病気のサイン、放置すると危険なケースについて詳しく解説します。早めの受診が必要なサインも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
【目次】
1. 背部痛とは?症状の特徴と分類
- 1-1 背部痛の定義と一般的な症状
- 1-2 痛みの出る位置でわかる種類(上背部・下背部など)
2. 背部痛の主な原因|筋肉・骨・神経のトラブル
- 2-1 姿勢や生活習慣による筋肉性の痛み
- 2-2 椎間板ヘルニアや神経圧迫による痛み
3. 内臓の病気が原因となる背部痛
- 3-1 心臓・肺・腎臓など臓器疾患による痛み
- 3-2 胆石・膵炎など消化器系疾患が関係するケース
4. 放置すると危険な背部痛のサイン
- 4-1 強い痛みや発熱を伴う場合の注意点
- 4-2 痺れ・息苦しさ・冷や汗などの危険症状
5. 背部痛への対処法と病院に行くべきタイミング
- 5-1 自宅でできるケア・ストレッチ法
- 5-2 受診すべき診療科と早期治療の重要性
1.背部痛とは?症状の特徴と分類
1-1 背部痛の定義と一般的な症状
背部痛とは、首から腰の間、特に肩甲骨周辺や脊柱のあたりに生じる痛みを指します。重だるい違和感や筋肉の張り感から、刺すような鋭い痛み、神経に沿ったしびれを伴うものまで多様です。痛みの性質や発症のタイミングによって、筋肉疲労から神経障害、さらには内臓疾患まで原因が異なります。軽度の痛みでも長引く場合は、単なる「コリ」と見過ごさず注意が必要です。
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1-2 痛みの出る位置でわかる種類(上背部・下背部など)
背中のどの位置に痛みが出るかで、ある程度原因を推測できます。上背部(肩甲骨まわり)の痛みは、肩こりや姿勢不良のほか、心臓や肺の疾患に関連する場合があります。中背部(みぞおちの裏あたり)の痛みは、胃・胆のう・膵臓の病気が疑われることも。下背部の痛みは、腰椎や腎臓のトラブルが多く見られます。痛みの部位を意識することが、早期発見や正しい診断につながります。
2.背部痛の主な原因|筋肉・骨・神経のトラブル

2-1 姿勢や生活習慣による筋肉性の痛み
背部痛の最も一般的な原因は、筋肉や筋膜の緊張による「筋筋膜性疼痛」です。長時間のデスクワーク、猫背、スマホ操作などによる姿勢の悪化が筋肉をこわばらせ、血行不良や乳酸の蓄積を引き起こします。その結果、背中が重だるく、肩甲骨周辺にコリを感じるようになります。睡眠不足やストレスによって筋肉が硬直することもあり、慢性化するケースも少なくありません。ストレッチや温熱療法で一時的に改善することもありますが、生活習慣を根本から見直すことが再発防止の鍵です。
2-2 椎間板ヘルニアや神経圧迫による痛み
背部痛の中には、脊椎や神経の障害が関係するものもあります。代表的なのが椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症です。これらは背骨のクッションである椎間板が変形し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こします。動作によって痛みが増す、片側だけが強く痛む、腕や脚までしびれる場合は要注意です。放置すると神経障害が進行し、感覚や運動機能に影響を及ぼすこともあります。整形外科でMRIなどの画像検査を受け、適切な治療を受けることが大切です。
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3.内臓の病気が原因となる背部痛
3-1 心臓・肺・腎臓など臓器疾患による痛み
背部痛は内臓の異常を知らせる重要なサインでもあります。たとえば心筋梗塞や狭心症では、左肩甲骨の裏に圧迫感を伴う痛みが出ることがあります。肺炎や肺がんなどの呼吸器疾患では、上背部に鈍い痛みや息苦しさを感じることもあります。腎臓の病気では背中の下部にズーンとした鈍痛が現れ、発熱や尿の異常を伴う場合も。これらの痛みは筋肉痛とは異なり、体の内部から響くような感覚が特徴です。内臓性の背部痛は放置すると重篤化する可能性が高いため、早期受診が不可欠です。
3-2 胆石・膵炎など消化器系疾患が関係するケース
胆石症や膵炎といった消化器系の病気でも背部痛が現れます。胆石症では右肩甲骨の裏に鋭い痛みが出ることがあり、食後や脂っこい食事のあとに強くなる傾向があります。一方、急性膵炎ではみぞおちから背中に突き抜けるような強烈な痛みを感じ、嘔吐や発熱を伴うことがあります。これらは早急な治療が必要な病気であり、放置すると命に関わることも。痛みの強さや持続時間が通常の筋肉痛と明らかに異なる場合は、消化器内科での精密検査を受けることが重要です。
4.放置すると危険な背部痛のサイン
4-1 強い痛みや発熱を伴う場合の注意点
背部痛に発熱や悪寒、吐き気などが伴う場合は、感染症や炎症性疾患のサインである可能性があります。腎盂腎炎や肺炎、大動脈炎症候群などでは、背中の痛みが初期症状として現れることがあります。また、急に起こる激しい痛みは、心筋梗塞や大動脈解離といった命に関わる病気の前兆かもしれません。激しい痛みの程度として、身動きが取れないほどの痛みが生じ明らかに肩コリとは違います。いつもと違う違和感を生じたのであれば、迷わず受診をすることをお勧めいたします。
4-2 しびれ・息苦しさ・冷や汗などの危険症状
背部痛に加えてしびれや息苦しさ、冷や汗、吐き気などがある場合は、体が危険を訴えている可能性があります。特に胸の圧迫感や左背部の放散痛を伴う場合、心疾患が疑われます。また、しびれや感覚の鈍さが広がる場合は、脊髄や神経への圧迫が進行しているかもしれません。これらの症状を無視すると、神経麻痺や重篤な循環器障害につながるおそれがあります。痛みだけでなく、併発する全身症状を見逃さないことが早期発見・早期治療のポイントです。
5.背部痛への対処法と病院に行くべきタイミング
5-1 自宅でできるケア・ストレッチ法
軽度の背部痛であれば、自宅でのセルフケアで改善が期待できます。まずは姿勢の見直しが基本です。椅子に深く腰をかけ、背筋を伸ばして座るだけでも背部への負担は大きく減ります。血行を促すために、温めるケアや軽いストレッチを取り入れるのも効果的です。肩甲骨を寄せる運動や、背中全体を伸ばすヨガポーズなどは筋肉の緊張を和らげます。無理をせずにゆっくりと行う事が大切となります。
5-2 受診すべき診療科と早期治療の重要性
背部痛の原因は多岐にわたるため、症状に応じて適切な診療科を選ぶことが大切です。筋肉や骨のトラブルなら整形外科、内臓の可能性がある場合は内科や循環器内科、消化器内科が適しています。しびれを伴う場合は神経内科での精査が必要です。自己判断で放置すると症状が進行することもあり、早期発見・早期治療が何より重要です。背部痛は「体のSOS」と考え、早めの行動を心がけましょう。
【まとめ】
背部痛は「筋肉・骨格・神経・内臓」など多様な原因で起こる
姿勢不良や長時間のデスクワークが最も一般的な要因
内臓疾患が隠れているケースもあり、放置は危険
発熱・しびれ・息苦しさ・冷や汗などの症状を伴う場合は要注意
早期受診と生活改善が回復と再発防止の鍵
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