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【サッカー選手必見】グロインペイン症候群の原因とは?痛みのメカニズムを徹底解説

  • 2025年11月14日
  • カテゴリー:運動

サッカー選手の多くが悩まされる「グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)」。キック動作や方向転換のたびに股関節まわりが痛み、練習や試合パフォーマンスを大きく低下させてしまいます。本記事では、サッカーにおけるグロインペインの主な原因と、痛みが起こるメカニズムをわかりやすく解説します。早期改善のヒントや予防につながる知識を得たい方は、ぜひ最後までご覧ください。

【目次】

1. グロインペイン症候群とは
1-1 サッカーで起こりやすい理由
1-2 代表的な症状と特徴
2. グロインペインの主な原因
2-1 キック動作による筋・腱への負担
2-2 股関節の柔軟性不足や可動域制限
3. 痛みが起こるメカニズム
3-1 内転筋・腸腰筋の過負荷が生む炎症
3-2 骨盤の歪み・姿勢不良による負担集中
4. サッカー選手がやりがちな悪習慣
4-1 ウォーミングアップ不足
4-2 疲労蓄積のままプレーを続けるリスク
5. 改善・予防のために今日からできる対策
5-1 ストレッチと筋バランス調整
5-2 フォーム改善と適切なトレーニング管理

1. グロインペイン症候群とは

1-1 サッカーで起こりやすい理由

グロインペイン症候群は、鼠径部から股関節まわりにかけて痛みが生じるスポーツ障害で、サッカー選手に特に多く見られます。サッカーでは、キック、ダッシュ、急な方向転換、ストップ動作など、股関節や骨盤周囲に大きな負担のかかる動作が繰り返されます。また、片側だけを多用するキックの特性により、左右の筋力や柔軟性にアンバランスが起こりやすい点も発症の一因です。

1-2 代表的な症状と特徴

グロインペイン症候群の主な症状は、鼠径部の鈍い痛みや突っ張り感、股関節の重だるさなどです。特に、インサイドキックやアウトサイドキック、走り出しの一歩目、シュート動作、方向転換時に痛みが強くなるのが特徴です。初期段階ではウォームアップで痛みが軽減することがありますが、悪化すると歩行や立ち上がり動作でも痛みを感じるようになります。

2. グロインペインの主な原因

2-1 キック動作による筋・腱への負担

サッカー特有のキック動作は、股関節周囲の筋肉、特に内転筋群や腸腰筋、腹斜筋に大きな負荷を与えます。ボールを蹴る際、片側の脚で軸を作り、反対側の脚を大きく振り抜くため、骨盤がねじられ、それに付着する筋・腱に強い張力が生じます。繰り返し行われるこの負荷は、筋繊維の微細損傷を引き起こし、痛みや炎症の原因になります。

2-2 股関節の柔軟性不足や可動域制限

股関節の柔軟性が不足していると、キックやターン動作で必要以上に筋肉や腱に負担がかかります。特に内転筋や腸腰筋の硬さは、骨盤の動きを制限し、周囲の組織に無理な力を加える原因になります。また、長時間の練習や疲労の蓄積により柔軟性が低下している場合、可動域が狭くなり痛みが発生しやすくなります。

3. 痛みが起こるメカニズム

3-1 内転筋・腸腰筋の過負荷が生む炎症

内転筋や腸腰筋は、脚を振り出す・引き戻す・姿勢を保つといった動作に深く関わる重要な筋肉群です。これらの筋肉に過度な負荷がかかり続けると、筋膜や腱付着部に微細な炎症が起こり痛みを生じます。炎症が起こると筋肉は緊張しやすくなり、血流が悪化してさらに硬さが増すという悪循環に陥ります。

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3-2 骨盤の歪み・姿勢不良による負担集中

骨盤の位置や姿勢が崩れていると、股関節にかかる力のバランスが乱れ、特定の筋肉に負担が集中します。サッカー選手は片足軸での動作が多いため、自然と左右差が生まれやすく、骨盤が前傾・後傾したり、左右に傾いたりしやすい傾向があります。この歪みが続くと、内転筋や腸腰筋などの一部に負荷が偏り、炎症や痛みを引き起こします。

4. サッカー選手がやりがちな悪習慣

4-1 ウォーミングアップ不足

ウォーミングアップを十分に行わないまま激しい運動を始めると、筋肉が充分に温まっておらず、柔軟性も低いため、股関節や内転筋に急激な負荷がかかります。特にサッカーはキックやダッシュが頻繁に行われるため、筋肉が準備できていない状態では損傷リスクが高まります。動的ストレッチや軽いランニングなどで身体を温めることは、筋肉の伸びを良くし、関節可動域を広げるために不可欠です。

4-2 疲労蓄積のままプレーを続けるリスク

疲労が溜まった状態でプレーを続けると、筋肉の反応速度や安定性が低下し、フォームが崩れやすくなります。すると、本来なら分散されるはずの負荷が特定の筋や腱に集中し、炎症を引き起こしやすくなります。サッカーは長時間の走行や強度の高いプレーが続くため、疲労管理を怠るとグロインペイン発症リスクが急増します。

5. 改善・予防のために今日からできる対策

5-1 ストレッチと筋バランス調整

グロインペイン改善には、内転筋・腸腰筋・ハムストリングスなど股関節まわりの柔軟性を高めるストレッチが有効です。筋肉が柔らかくなると負荷が分散され、再発予防にもつながります。また、弱くなりがちな腹筋群や臀部の筋肉を強化することで骨盤の安定性が増し、動作がスムーズになります。

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5-2 フォーム改善と適切なトレーニング管理

痛みの再発を防ぐには、正しいキックフォームや走り方を身につけることが重要です。フォームが乱れていると、特定の筋肉に偏った負荷がかかり、症状が繰り返される原因になります。また、練習量が多すぎる、休息が足りないといったトレーニング管理の問題も見直す必要があります

【まとめ】

1:サッカー選手に多いグロインペイン症候群は、鼠径部や股関節周囲の慢性的な痛みを伴う障害で、キックや急な方向転換など特有の動作が原因となる。

2:主な原因は、股関節周囲の筋・腱への過負荷や柔軟性不足、骨盤の歪みなどで、フォームや左右の筋力バランスも影響する。

3:痛みのメカニズムは、内転筋や腸腰筋の炎症や緊張、骨盤の歪みによる負荷集中による悪循環で進行する。

4:ウォーミングアップ不足や疲労蓄積のままプレーを続けることが、症状の発症・慢性化を助長する悪習慣となる。

5:改善・予防には、股関節まわりのストレッチと筋力バランスの調整、フォーム改善、適切なトレーニング管理が効果的。

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