COPDと診断されたら気をつけたい生活習慣5選|今日からできる対策
- 2025年07月24日
- カテゴリー:未分類

COPD(慢性閉塞性肺疾患)と診断され、不安を感じていませんか? この病気は進行性で完治は難しいとされていますが、適切な生活習慣を取り入れることで、症状の悪化を防ぎ、快適な日常を送ることができます。本記事では、COPDと診断された方が日常生活で気をつけるべき5つのポイントを具体的にご紹介します。食事、運動、呼吸法など、すぐに実践できる対策を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1. 喫煙を完全にやめる
- 1-1. 禁煙が最も重要な理由とは?
- 1-2. 禁煙を成功させるためのサポート方法
2. 呼吸を楽にする生活習慣
- 2-1. 正しい呼吸法「口すぼめ呼吸」とは
- 2-2. 部屋の空気環境を整えるポイント
3. 適度な運動を習慣にする
- 3-1. COPD患者に適した運動の種類
- 3-2. 運動時に気をつけたい安全対策
4. 食事と栄養管理を見直す
- 4-1. 呼吸を助ける食材と避けたい食品
- 4-2. 栄養バランスを保つための食事例
5. 定期的な医療管理を続ける
- 5-1. 通院・検査の重要性と頻度の目安
- 5-2. 吸入薬や治療の自己管理法
1. 喫煙を完全にやめる

1-1. 禁煙が最も重要な理由とは?
COPDの最大の原因は喫煙です。タバコの煙に含まれる有害物質が肺の組織を破壊し、気道の炎症を引き起こします。喫煙を続けると病気は確実に悪化し、呼吸困難や咳、痰の症状が増していきます。一方、禁煙することで進行を遅らせ、症状の安定化が期待できます。COPDと診断された時点で、禁煙は最も優先すべき行動なのです。
1-2. 禁煙を成功させるためのサポート方法
「自力では難しい」と感じる方も多い禁煙ですが、禁煙外来やニコチンパッチなどの医療的サポートを活用することで成功率は大幅に上がります。家族や周囲の協力も効果的です。また、喫煙の代わりとなるストレス解消法(運動や趣味)を見つけることもポイントです。早めの禁煙で将来の呼吸機能を守りましょう。
2. 呼吸を楽にする生活習慣

2-1. 正しい呼吸法「口すぼめ呼吸」とは
COPDでは呼吸が浅く速くなりがちですが、「口すぼめ呼吸」を習得することで息をゆっくりと吐き出せ、呼吸が楽になります。これは、口をすぼめて息を細く長く吐く方法で、吐くときに内側のほっぺに空気が溜まるようにしながら吐きます。これにより、肺の中に二酸化炭素を含んだ空気がたまりすぎるのを防ぎます。息切れを感じたときや階段を上るときなど、日常生活の中で実践してみてください。
2-2. 部屋の空気環境を整えるポイント
室内の空気はCOPD患者にとって非常に重要です。タバコの煙、ホコリ、カビ、香料の強い製品は避けましょう。加湿器や空気清浄機の使用で空気を清潔に保つことが大切です。掃除の際にはマスクを着用し、化学洗剤の使用を最小限にすると呼吸への負担を減らせます。快適な空気環境は症状の悪化を防ぎます。
3. 適度な運動を習慣にする
3-1. COPD患者に適した運動の種類
呼吸器疾患があると運動が不安になる方も多いですが、実は軽く息が切れるくらいの低強度の運動は肺機能を保つのに有効とされています。肺の周りの柔軟性が低下する事が強く認められるこの病気では、軽い運動と胸周りの柔軟性向上が大切な運動となります。
3-2. 運動時に気をつけたい安全対策
運動前にはウォームアップを、終わった後にはクールダウンを行いましょう。体調が優れない日や気温が極端に高い・低い日は無理をせず休む判断も重要です。また、息苦しくなった場合はすぐに中止し、呼吸法を使って落ち着くことがポイント。医師の指導を受けながら、安全な範囲で運動しましょう。
4. 食事と栄養管理を見直す
4-1. 呼吸を助ける食材と避けたい食品
COPD患者にとって、消化しやすくエネルギー効率のよい食事が理想的です。ビタミンCやEを多く含む野菜、抗酸化作用のある魚やナッツ類などが推奨されます。逆に、塩分や脂肪分が多い食事、炭酸飲料やガスが出やすい豆類は、腹部膨満感を引き起こし呼吸を妨げることがあります。食材選びが呼吸をサポートします。
4-2. 栄養バランスを保つための食事例
1日3食を基本に、たんぱく質・ビタミン・ミネラルをバランス良く摂取しましょう。朝は卵と野菜のスープ、昼はご飯と魚、夜は豆腐や蒸し野菜といったメニューが理想的です。食欲がないときは、カロリー補助食品やスムージーを取り入れて栄養を補いましょう。小分けで食べるのもひとつの工夫です。
5. 定期的な医療管理を続ける
5-1. 通院・検査の重要性と頻度の目安
COPDは進行性の病気のため、症状が安定しているときでも定期的な通院と検査が必要です。主に肺機能検査や血液検査などを行い、病状の進行を把握します。一般的には3ヶ月に1回程度の通院が推奨されますが、症状の程度によって異なるため、かかりつけ医の指示を守りましょう。
5-2. 吸入薬や治療の自己管理法
COPDの治療には吸入薬が中心です。使い方を誤ると効果が十分に得られないため、医師や薬剤師から指導を受けて正しく使用しましょう。また、症状や副作用を日記に記録することで、自身の状態を客観的に把握できます。自己管理を習慣にすることで、医師とのコミュニケーションもスムーズになります。
【まとめ】
・タバコは肺の組織を壊してしまい、COPDの原因の一員となりやすい
・禁煙を自力でするのは困難なため、禁煙外来などで禁煙を目指す
・COPDの方は、口すぼめ呼吸の習得が必要
・COPDの方は、カロリー消費が多いため栄養素をしっかりと取る事が必要
・肺機能検査を行いつつ、肺の柔軟性を保つ事が必要となります
いかがでしたでしょうか?
病院で勤務していた際に、COPDの方を多く担当させていただいた経験から、呼吸器疾患と肩こりの影響は以前から多く言われています。呼吸補助筋という筋肉が呼吸器疾患の方は多く活動が認められるからです。そのため、胸郭(肺周りの動き)と呼吸補助筋の柔軟性を確保し呼吸を楽にすることが重要とされています。タバコを吸われている方で、肩こりが酷い場合は一度当院での施術を受けどのようなストレッチや呼吸が必要なのかを一度体験してみてはいかがでしょうか?
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