側弯症とは?原因・症状・治し方をわかりやすく解説【元理学療法士・整体師監修】
- 2025年08月16日
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「姿勢がゆがんでいる気がする」「背中の片側だけ出っ張っている」――それ、側弯症かもしれません。側弯症は子どもから大人まで幅広く見られる背骨の異常で、放置すると進行することもあります。本記事では、理学療法士監修のもと、側弯症の原因・症状・治療法・自宅ケア方法までわかりやすく解説します。初期段階で気づき、正しく対処するためのポイントを一緒に学んでいきましょう。
目次
1. 側弯症とは何か?
・1-1 側弯症の定義と分類
・1-2 思春期に多い?発症年齢と性別の特徴
2. 側弯症の主な原因
・2-1 特発性側弯症のメカニズム
・2-2 二次性側弯症と他疾患との関係
3. 側弯症の症状と進行
・3-1 見た目の変化と身体への影響
・3-2 痛み・呼吸・内臓への影響はある?
4. 側弯症の治療方法
・4-1 保存療法(運動療法・装具療法)
・4-2 手術療法が必要なケースとは?
5. 自宅でできるケアと予防
・5-1 理学療法士がすすめるストレッチ
・5-2 姿勢改善と日常生活での注意点
1. 側弯症とは何か?

1-1 側弯症の定義と分類
側弯症とは、背骨(脊柱)が左右に曲がり、ねじれを伴う状態を指します。正常な背骨は真っすぐですが、側弯症ではS字やC字に湾曲します。大きく「特発性側弯症(原因不明)」「先天性側弯症(生まれつき)」「症候性側弯症(病気に起因)」の3つに分類され、特に多いのは思春期に発症する特発性側弯症です。進行性のこともあり、放置せずに早期発見・対応が重要です。
1-2 思春期に多い?発症年齢と性別の特徴
側弯症は特に10〜15歳頃の女子に多く見られます。急激な成長期に背骨のバランスが崩れることで発症しやすいため、学校検診で見つかるケースが多いです。性別による発症率の差も大きく、女子は男子の約7〜8倍の頻度で側弯症が進行するといわれています。成長期に背中や腰の左右差に気づいたら、医療機関の受診をおすすめします。
2. 側弯症の主な原因
2-1 特発性側弯症のメカニズム
特発性側弯症は全体の約8割を占める最も多いタイプで、明確な原因はまだ解明されていません。遺伝的要因、ホルモンバランス、自律神経の関与などが考えられていますが、現時点では「原因不明」とされます。ただし、特定の姿勢や運動不足などが直接の原因になることはほとんどなく、体の成長や骨の構造が関与していると考えられています。
2-2 二次性側弯症と他疾患との関係
二次性側弯症(症候性側弯症)は、神経や筋肉の病気、脳性まひ、筋ジストロフィー、腫瘍などが原因で起こる側弯です。また、事故や骨折などによる外傷が原因となることもあります。これらは病気の一症状として現れるため、側弯症そのものよりも、背景にある疾患の診断と治療が優先されます。医師の詳しい診察と画像検査が不可欠です。
3. 側弯症の症状と進行
3-1 見た目の変化と身体への影響
側弯症は初期では痛みがないことが多く、見た目の左右差が最初のサインです。肩の高さが違う、ウエストラインが非対称、背中が片方だけ盛り上がるなどが代表的な特徴です。進行すると、身体のバランスが崩れて日常動作にも支障をきたす場合があります。学校検診や日常での観察で少しでも異変を感じたら、専門医への相談が重要です。
3-2 痛み・呼吸・内臓への影響はある?
軽度の側弯症では痛みがないことがほとんどですが、中等度〜重度に進行すると腰痛や背部痛、疲れやすさを訴える人もいます。さらに進行すると、胸郭が圧迫されて肺の膨らみが制限され、呼吸機能に影響が出ることも。まれに消化器官の圧迫による不調を訴えるケースもあります。側弯症は「見た目」だけでなく「内面の健康」にも影響を及ぼす病気なのです。
4. 側弯症の治療方法
4-1 保存療法(運動療法・装具療法)
軽度〜中等度の側弯症に対しては、保存療法が基本となります。運動療法(リハビリやストレッチ)、姿勢指導、体幹強化トレーニングなどが有効です。成長期には、進行を抑えるための装具(コルセット)療法も行われます。特に理学療法士による個別の運動プログラムは、日常生活の中で無理なく継続しやすく、効果が期待できます。
4-2 手術療法が必要なケースとは?
湾曲の角度が40〜50度以上に達する重度の側弯症や、進行が急速な場合は手術が検討されます。代表的な術式は「脊柱固定術」で、湾曲部分を矯正して金属で固定します。手術には入院・リハビリが必要ですが、見た目の改善や身体機能の安定が見込まれます。術後は理学療法士の指導のもと、再発予防の運動も重要となります。
5. 自宅でできるケアと予防
5-1 理学療法士がすすめるストレッチ
側弯症の進行予防や症状の緩和には、背中・体幹のストレッチと筋力強化が効果的です。例として「キャット&カウ」「側屈ストレッチ」「ブリッジ運動」などが推奨されます。重要なのは、無理のない範囲で継続的に行うこと。理学療法士のアドバイスを受けて、自分に合ったストレッチメニューを組むのが理想です。
5-2 姿勢改善と日常生活での注意点
普段の生活でも側弯症の進行を防ぐ工夫ができます。長時間のスマホ使用や猫背は背骨に負担をかけるため、正しい座り方・立ち方を意識することが大切です。また、片側ばかりで荷物を持つ癖を見直すことも予防につながります。姿勢の悪化に気づいたときは、早めに改善することで、側弯症の悪化リスクを減らすことができます。
【まとめ】
・側弯症は、原因が不明なものもあり、思春期の女子に発症しやすい
・見た目的には、肩甲骨が片方だけでるなどの変化が生じ、症状的には肩こり・腰痛なども重症例では訴えがある。
・骨の凸の角度が大きくなりすぎると、将来的に手術を選択する場合がある
・日常生活で日々気を付けることが大切
いかがでしたでしょうか?
側弯症対策は、20歳以内の骨が柔らかいうちに行う事が重要となります。固くなってしまった骨を治すことはかなり難しく神経への負担にもなる可能性があります。20代以降に重要となってくるのは、生活習慣になるので側弯症で日々間違えた姿勢を取っている場合は悪化をしていきますので是非一度当院で正しい側弯症の体の使い方を知ってみてはいかがでしょうか?
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