腸腰筋とは?姿勢・腰痛・ぽっこりお腹との意外な関係性

「姿勢が悪い」「腰が痛い」「お腹がぽっこり出てきた」…これらの悩み、もしかしたら「腸腰筋(ちょうようきん)」が原因かもしれません。腸腰筋は、体幹の深部にある重要なインナーマッスルで、姿勢や腰、腹部の状態に深く関わっています。本記事では、腸腰筋の役割や機能から、姿勢や健康に与える影響、簡単な鍛え方やストレッチまで詳しく解説します。健康的な体づくりの第一歩として、ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
1. 腸腰筋とは?その構造と役割
1-1 腸腰筋の基本構造:大腰筋・小腰筋・腸骨筋とは?
1-2 腸腰筋が“体の要”と呼ばれる理由
2. 姿勢と腸腰筋の深い関係
2-1 腸腰筋が弱ると猫背になる?
2-2 正しい姿勢を保つための腸腰筋の重要性
3. 腰痛と腸腰筋の関係性
3-1 腸腰筋が原因で起こる腰痛の特徴
3-2 腰痛予防に効果的な腸腰筋のケア方法
4. ぽっこりお腹の原因は腸腰筋かも?
4-1 腸腰筋と腹筋のバランスが崩れるとどうなる?
4-2 腸腰筋を鍛えてぽっこりお腹を解消する方法
5. 今日からできる腸腰筋トレーニングとストレッチ
5-1 自宅でできる腸腰筋トレーニング3選
5-2 座りながらでもOK!腸腰筋ストレッチ法
1. 腸腰筋とは?その構造と役割

1-1 腸腰筋の基本構造:大腰筋・小腰筋・腸骨筋とは?
腸腰筋(ちょうようきん)は、背骨と脚をつなぐ深層筋(インナーマッスル)で、大腰筋・小腰筋・腸骨筋の3つから構成されます。大腰筋は腰椎から大腿骨へ、小腰筋は腰椎から骨盤へ、腸骨筋は骨盤の内側から大腿骨へと伸びています。これらの筋肉が連動することで、骨盤の安定、脚の持ち上げ、背骨の自然なカーブの維持などをサポートします。普段は意識されにくい筋肉ですが、姿勢や動作の基本を支える「縁の下の力持ち」といえる存在です。
1-2 腸腰筋が“体の要”と呼ばれる理由
腸腰筋は、私たちが立つ・歩く・座るなど、日常の基本動作をスムーズに行うための中心的な役割を担っています。特に、骨盤と背骨のバランスを保ち、体幹を安定させる働きがあり、「体の要(かなめ)」とも称されます。腸腰筋が弱くなると、骨盤が傾いたり、背中が丸まってしまったりと、姿勢の崩れが起こりやすくなります。健康的で美しい姿勢をキープするためには、腸腰筋をしっかりと理解し、日頃から意識的にケアすることが大切です。
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2. 姿勢と腸腰筋の深い関係
2-1 腸腰筋が弱ると猫背になる?
デスクワークやスマホの長時間使用で腸腰筋が衰えると、自然と骨盤が後ろに傾き、背中が丸くなる「猫背姿勢」になりがちです。腸腰筋は、骨盤を正しい位置に引き寄せる筋肉のため、弱くなると上半身のバランスを支えきれなくなります。猫背だけでなく、反り腰やストレートネックの原因にもつながるため、単に「見た目が悪くなる」だけでなく、慢性的な体の不調にも影響する重要な要素です。姿勢を整える鍵は、腸腰筋の強化と柔軟性にあります。
2-2 正しい姿勢を保つための腸腰筋の重要性
美しい姿勢をキープするには、背筋を伸ばすだけでなく、腸腰筋がしっかり機能していることが不可欠です。腸腰筋は、骨盤と背骨の間に位置するため、体幹をまっすぐ支えるための土台となります。正しい姿勢では、腸腰筋が自然に使われている状態になりますが、弱っていると他の筋肉が代償的に働き、姿勢が不安定になります。意識的に腸腰筋を使うことで、見た目の美しさだけでなく、呼吸や血流の改善にもつながります。
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3. 腰痛と腸腰筋の関係性
3-1 腸腰筋が原因で起こる腰痛の特徴
腸腰筋が緊張すると、骨盤が引っ張られ、腰椎の前弯が強まり、腰への負担が増加。これにより慢性的な腰のだるさや、立ち上がり時の痛みが発生します。また、腸腰筋は腰椎に直接付着しているため、筋肉が硬くなると骨を圧迫し、神経に影響を及ぼすこともあります。ストレッチや温めるケアで筋肉の柔軟性を保つことが、腰痛予防に効果的です。
3-2 腰痛予防に効果的な腸腰筋のケア方法
腰痛を予防・改善するためには、腸腰筋の「柔らかさ」と「適度な強さ」の両方が重要です。まずは、ストレッチで筋肉をリラックスさせ、血流を促進しましょう。トレーニングとしては、軽いレッグレイズやニーアップなどで腸腰筋に刺激を与えるとよいでしょう。日常生活でも、長時間座りっぱなしを避け、こまめに立って動くことが大切です。
4. ぽっこりお腹の原因は腸腰筋かも?
4-1 腸腰筋と腹筋のバランスが崩れるとどうなる?
腸腰筋が弱ると、骨盤が前に傾き「反り腰」の状態になりやすくなります。この姿勢になると、内臓が前方に押し出され、結果としてお腹がぽっこり出て見えてしまうのです。また、腹筋とのバランスが崩れると、体幹が不安定になり、脂肪が付きやすくなるという悪循環に。見た目だけでなく、内臓の位置や機能にも影響を及ぼすため、腸腰筋と腹筋の両方をバランスよく鍛えることが、美しいお腹周りを作るカギになります。
4-2 腸腰筋を鍛えてぽっこりお腹を解消する方法
ぽっこりお腹を改善するには、腸腰筋に適度な刺激を与えるトレーニングが効果的です。特におすすめなのが「ニーアップ」や「レッグレイズ」。これらは腹部と腸腰筋を同時に鍛えられます。また、骨盤を正しい位置に戻す「骨盤前傾改善ストレッチ」も取り入れるとより効果的。毎日3〜5分でも継続することで、徐々に下腹部が引き締まり、姿勢も整っていきます。運動不足が気になる方にもおすすめの方法です。
5. 今日からできる腸腰筋トレーニングとストレッチ
5-1 自宅でできる腸腰筋トレーニング3選
腸腰筋を鍛えるために特別な道具は必要ありません。まず「レッグレイズ」は、仰向けに寝て足を上げ下げするだけで効果抜群。次に「ニーリフト」は、立った状態で片膝を胸まで引き上げ、体幹を意識します。最後に「ヒップリフト」は、お尻と腰を持ち上げて腸腰筋に刺激を与える基本トレーニング。すべて1日5〜10回からスタートでき、筋トレ初心者にもおすすめです。
5-2 座りながらでもOK!腸腰筋ストレッチ法
忙しい日常でも、座ったままできる腸腰筋ストレッチを取り入れることで、姿勢改善や腰痛予防につながります。椅子に座ったまま両手を頭の後ろで組み、体を左右にひねる「ツイストストレッチ」は腸腰筋に効果的。これらの動作をデスクワークの合間に1〜2分行うだけで、筋肉のこわばりがほぐれ、血流もアップ。日々の習慣にすることで、無理なく腸腰筋をケアできます。
【まとめ】
腸腰筋は姿勢・腰痛・ぽっこりお腹に深く関係するインナーマッスルである
腸腰筋が弱ると、猫背や腰痛、骨盤の歪みを引き起こす原因になる
ぽっこりお腹の原因の一つは腸腰筋の衰えによる骨盤前傾
腸腰筋は自宅や職場で簡単にケア・トレーニングが可能。
日常的に腸腰筋を意識して動かすことで、姿勢改善と体の不調予防ができる
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