膝裏が痛いのはなぜ?考えられる原因5選と今すぐできる対処法
- 2025年11月11日
- カテゴリー:未分類

「膝の裏が痛い…」そんな違和感を感じたことはありませんか?
膝裏の痛みは、筋肉のこりや疲労だけでなく、関節や血管、神経などさまざまな原因で起こります。放置すると症状が悪化し、歩行や運動に支障をきたすことも。
この記事では、膝裏の痛みの主な原因5つと、自宅でできる対処法をわかりやすく解説します。自分の症状に当てはまる項目をチェックし、早めのケアや受診の参考にしてください。
【目次】
1. 筋肉や腱の疲労・炎症による痛み
1-1. ハムストリングスのこりや炎症
1-2. 腱炎・腱の付着部炎
2. 関節や軟骨のトラブルによる痛み
2-1. 半月板損傷
2-2. 変形性膝関節症
3. 滑液包炎やベーカー嚢腫(のうしゅ)
3-1. 滑液包炎(かつえきほうえん)とは?
3-2. ベーカー嚢腫の特徴
4. 血管や神経の異常による痛み
4-1. 下肢静脈瘤による違和感
4-2. 坐骨神経痛の関連痛
5. 自宅でできる対処法と受診の目安
5-1. セルフケアとストレッチ法
5-2. 病院を受診すべきサイン
1. 筋肉や腱の疲労・炎症による痛み

1-1. 筋肉のこりや炎症
膝裏の痛みで最も多いのが、「ハムストリングス」「下腿三頭筋(ふくらはぎ)」「膝窩筋」のこりや炎症です。長時間の立ち仕事、デスクワーク、運動不足などで筋肉が硬くなると、膝の曲げ伸ばし時に引っ張られて痛みが出やすくなります。特に、ストレッチ不足や急な運動後に生じやすいのが特徴です。軽度の場合は、温めて血流を促進し、ストレッチやマッサージで筋肉を緩めると改善します。強い痛みが続く場合は、筋肉の微細損傷や肉離れの可能性もあるため、整形外科での診断を受けましょう。
1-2. 腱炎・腱の付着部炎
膝を支える腱が炎症を起こす「腱炎」は、スポーツや階段の上り下り、長距離歩行などで膝を酷使したときに発生します。特に膝裏にある腱の付着部炎は、膝の曲げ伸ばしでピリッとした痛みを感じるのが特徴です。初期は冷やして炎症を抑え、痛みが落ち着いてから温めて血流を改善します。再発防止には、ハムストリングスを中心としたストレッチや筋トレで柔軟性と筋力を高めることが効果的です。
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2. 関節や軟骨のトラブルによる痛み

2-1. 半月板損傷
膝関節のクッションである半月板が傷つくと、膝裏に鋭い痛みを感じることがあります。スポーツ中のひねり動作や転倒、加齢によるすり減りが主な原因です。損傷すると、膝を曲げたときに引っかかり感やロッキング(動かない状態)が起きる場合もあります。初期は冷やして炎症を抑え、無理に動かさず安静にすることが重要です。重度の場合は、関節鏡による手術が必要になることも。早期に整形外科でMRI検査を受け、損傷の程度を確認しましょう。
2-2. 変形性膝関節症
中高年に多い膝裏の痛みの原因が、変形性膝関節症です。加齢や体重増加、姿勢の崩れにより膝の軟骨がすり減り、関節に炎症や腫れが生じます。その影響で膝裏の筋肉や腱にも負担がかかり、痛みを感じるのです。症状が軽い場合は、太ももやお尻の筋力を強化して膝への負担を減らすことが大切です。痛みが強いときは無理に動かさず、冷却や湿布で炎症を抑えましょう。変形が進行する前に早めの診断とケアが重要です。
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3. 滑液包炎やベーカー嚢腫(のうしゅ)
3-1. 滑液包炎(かつえきほうえん)とは?
膝裏には、関節の摩擦を減らすための「滑液包(かつえきほう)」という袋があります。長時間の膝の屈伸や圧迫、外傷によってこの袋が炎症を起こすと、膝裏に痛みや腫れを感じます。触ると熱をもっていることもあります。安静と冷却が基本の対処法で、痛みが強い場合は医療機関での消炎鎮痛剤や注射治療が有効です。原因が慢性的な負担の場合、正しい姿勢や動作の見直しも必要です。
3-2. ベーカー嚢腫の特徴
膝の裏に水がたまって膨らむ「ベーカー嚢腫(のうしゅ)」は、膝裏の痛みを伴う代表的な疾患です。膝関節の内部で炎症が起き、関節液が袋状にたまることで発生します。膝の裏にしこりのような膨らみを感じ、歩くと違和感や突っ張りを覚えるのが特徴です。小さいうちは自然に消えることもありますが、大きくなると血管や神経を圧迫して痛みを強めることがあります。根本的な治療には、炎症の原因(関節症や関節炎)の改善が重要です。
4. 血管や神経の異常による痛み

4-1. 下肢静脈瘤による違和感
膝裏の血管が浮き出て痛む場合、「下肢静脈瘤」が原因のことがあります。血液を心臓に戻す静脈弁が弱まり、血液が逆流して膝裏の血管が膨らむ症状です。立ち仕事や長時間の座位、女性に多く見られます。重だるさやむくみ、夜のこむら返りなども同時に起こるのが特徴です。軽度なら弾性ストッキングで血流をサポートし、足を高くして休むと改善します。進行すると外科的治療が必要になるため、血管外科での診断を受けましょう。
4-2. 坐骨神経痛の関連痛
膝裏の痛みが、実は腰やお尻からくる「坐骨神経痛」であるケースもあります。腰椎の圧迫や梨状筋症候群により、坐骨神経が刺激されると、膝裏やふくらはぎにまで痛みやしびれが広がることがあります。安静やストレッチで軽減することもありますが、原因が腰椎椎間板ヘルニアなどの場合、放置すると悪化する恐れがあります。整形外科や神経内科でMRI検査を受け、神経の状態を確認することが大切です。姿勢の改善も予防につながります。
5. 自宅でできる対処法と受診の目安
5-1. セルフケアとストレッチ法
膝裏の軽い痛みやこりなら、自宅でのセルフケアで改善できる場合があります。まずは温めて血流を促進し、筋肉をゆるめましょう。お風呂上がりに太もも裏やふくらはぎを中心に軽くストレッチするのがおすすめです。座った姿勢で片足を伸ばし、前屈して太もも裏をじんわり伸ばすだけでも効果的です。また、体重管理や適度な運動で膝への負担を減らすことも大切です。
5-2. 病院を受診すべきサイン
膝裏の痛みが長引く、腫れている、熱を持っている、歩行が困難などの症状がある場合は、自己判断せず医療機関を受診しましょう。特に、痛みが急激に強くなったり、膝裏にしこりやしびれを感じる場合は、関節疾患や血管トラブルの可能性もあります。整形外科では、レントゲンや超音波検査、MRIなどで原因を特定できます。早期に適切な治療を受ければ、慢性化や悪化を防ぐことができます。
【まとめ】
膝裏の痛みは、筋肉・腱・関節・血管・神経など多くの原因が関係する。
放置せず、痛みの性質や部位をよく観察することが大切。
筋肉や腱の疲労・炎症は、ストレッチや温めで改善できることが多い。
ただし強い痛みや腫れがある場合は無理せず安静に。
関節や滑液包、ベーカー嚢腫などの疾患は、整形外科での診断が必要。
膝裏にしこりや腫れがあるときは早めに受診を。
血管や神経のトラブルが原因の痛みもあり、自己判断は危険。
下肢静脈瘤や坐骨神経痛などの可能性もチェックを。
セルフケアは“痛みが軽いとき限定”、長引く場合は必ず専門医へ。
早期発見・治療が、膝の健康を守る最善の方法です。
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