【専門家解説】股関節痛の原因はインナーマッスル?知られざる関係性と対処法

股関節の痛みに悩まされていませんか?その原因、もしかすると「インナーマッスル(深層筋)」の衰えかもしれません。この記事では、柔道整復師や理学療法士などの知見をもとに、股関節痛とインナーマッスルの深い関係、そして今すぐ実践できるセルフケア方法を解説します。痛みの根本改善を目指したい方は必見です。
【目次】
1.股関節痛の主な原因とは?
1-1. 外傷や変形性関節症による痛み
1-2. 筋肉バランスの崩れによる慢性的な痛み
2.インナーマッスルって何?
2-1. インナーマッスルの役割と解剖学的な特徴
2-2. なぜインナーマッスルの弱化が股関節に影響するのか?
3.股関節痛とインナーマッスルの関係性
3-1. インナーマッスルが弱ると起こる身体の変化
3-2. 姿勢・骨盤のゆがみが痛みに繋がるメカニズム
4.インナーマッスルを鍛えるセルフケア方法
4-1. 自宅でできる簡単トレーニング3選(例:ブリッジ、クラムシェルなど)
4-2. 継続するためのポイントと注意点
5.改善しないときの対処法と受診の目安
5-1. 専門医に相談すべきサインとは?
5-2. 整体やリハビリの活用法と選び方のコツ
1.股関節痛の主な原因とは?

1-1. 外傷や変形性関節症による痛み
股関節痛の原因としてまず挙げられるのが、変形性股関節症や外傷(骨折・捻挫)です。特に中高年の女性に多い変形性股関節症は、軟骨のすり減りにより関節が変形し、痛みや動きにくさが現れます。激しいスポーツや事故による外傷も、慢性的な痛みの引き金となる場合があります。医療機関での正確な診断が必要です。
1-2. 筋肉バランスの崩れによる慢性的な痛み
骨や関節に明らかな異常がなくても、股関節周囲の筋肉バランスが崩れることで慢性的な痛みが生じるケースも多くあります。特に、日常生活の姿勢や動きのクセにより、筋肉が一部に偏って使われ、過度な緊張や柔軟性低下が生じると股関節に負担がかかります。こうしたケースでは、筋力のアンバランスに注目したケアが効果的です。
似たもので変形性股関節症について書いたブログもあります!そちらも併せてチェック✅!
【保存版】変形性股関節症の運動完全ガイド|自宅でできる運動と注意点 | 荒川沖姿勢改善整体アース
2.インナーマッスルって何?
2-1. インナーマッスルの役割と解剖学的な特徴
インナーマッスルとは、体の深層にある筋肉群で、関節や骨格を安定させる役割を持ちます。股関節に関しては、腸腰筋、小臀筋、深層外旋六筋などがこれに該当します。これらの筋肉は、体の動きをスムーズにするだけでなく、姿勢を保ち、関節にかかるストレスを軽減する重要な働きを担っています。
2-2. なぜインナーマッスルの弱化が股関節に影響するのか?
インナーマッスルが弱くなると、股関節周囲の安定性が低下し、日常動作で不自然な負荷がかかるようになります。その結果、筋肉や関節に過剰なストレスがかかり、炎症や痛みを引き起こします。また、インナーマッスルの弱化は骨盤や腰椎のゆがみにもつながり、股関節だけでなく全身の不調にも波及することがあります。
3.股関節痛とインナーマッスルの関係性
3-1. インナーマッスルが弱ると起こる身体の変化
インナーマッスルが衰えると、身体は姿勢を保つためにアウターマッスルに頼るようになります。この代償動作が続くことで、股関節周囲に不均衡な負荷がかかり、痛みや可動域制限が生じます。例えば、腸腰筋が弱ると骨盤が前傾し、歩行や立ち上がり時に不安定さを感じるようになるのです。
3-2. 姿勢・骨盤のゆがみが痛みに繋がるメカニズム
姿勢の悪化や骨盤のゆがみは、股関節に不自然な負担をかける最大の要因です。例えば長時間のデスクワークで骨盤が後傾すると、股関節が圧迫されやすくなり、筋肉や靭帯へのストレスが増します。インナーマッスルがしっかり働いていれば、これらの負担を分散できますが、弱っているとそれができず、痛みに繋がります。
動かし方を細かく知りたいという方は当院でもセルフケアをお伝えしていますので、ご予約をお待ちしております!
4.インナーマッスルを鍛えるセルフケア方法
4-1. 自宅でできる簡単トレーニング3選
インナーマッスルを鍛えるには、低負荷でじっくりと効かせるトレーニングが効果的です。おすすめは①股関節伸展:大殿筋を鍛える、②クラムシェル:股関節外旋筋群を強化、③バードアンドドッグ:体幹と股関節の筋トレ協調性向上。1日10分程度でも継続すれば効果が期待できます。
4-2. 継続するためのポイントと注意点
セルフトレーニングの効果を実感するには「正しいフォーム」と「継続」が不可欠です。痛みを感じる動作は避け、反動を使わずゆっくり行いましょう。また、日常生活の姿勢改善も並行して意識することで、トレーニング効果が持続しやすくなります。無理のない範囲で、週3~4回の実践を目安にするとよいでしょう。
5.改善しないときの対処法と受診の目安
5-1. 専門医に相談すべきサインとは?
セルフケアを行っても股関節痛が2〜3週間以上改善しない場合や、歩行に支障が出るような強い痛みがある場合は、整形外科の受診をおすすめします。特に、夜間痛や関節の引っかかり感がある場合は、変形性股関節症や滑液包炎などの疾患が疑われるため、早期の専門的な評価が重要です。
5-2. 整体やリハビリの活用法と選び方のコツ
医療機関で異常が見つからない場合でも、整体や理学療法によるアプローチが効果的なこともあります。施術を受ける際は、国家資格を持つ専門家(理学療法士・柔道整復師)や、股関節に詳しい施設を選ぶのが安心です。トレーニングと施術を組み合わせて根本改善を目指しましょう。
【まとめ】
股関節痛の原因は、外傷や関節の変形だけでなく、筋肉バランスの崩れにもある。
インナーマッスルは股関節の安定に重要な役割を持つ「深層筋」。
インナーマッスルが弱ると骨盤がゆがみ、股関節に過度なストレスがかかる。
セルフトレーニング(ブリッジ、クラムシェル、ドローイン)で筋力を強化できる。
改善しない場合は医療機関や専門施術を活用し、早めの対応を。
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