【四十肩・五十肩】(肩関節周囲炎)

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)とは
運動時痛・夜間痛がそれぞれ認められ可動域の制限を認めます。手が胸より上に上がらない、手が腰に回らない、夜寝るときにズキズキして眠れないなどが症状として出ます。
✅動かすと痛い(運動時痛)
✅夜間痛(寝ているときの肩の痛み)
✅可動域の制限(腕が上がらない・後ろに回らない)
✅日常生活で困る動作例(洗髪・着替えなど)
このような症状が出ている場合は、四十肩・五十肩かもしれません。
原因と病態

中年以降、特に50歳代に多く認められます
関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着するとさらに動きが悪くなります(拘縮または凍結肩)
時期による痛み方の違い
急性期:痛みが強く夜もズキズキして寝れない
拘縮期:痛みは治まってきたが動かすとまだまだ痛い
回復期:痛みが治まりおおよその可動域を動かすことが出来る
大きく分けてこの3段階があります。どの時期であるかで対応が異なります。
➡普段持たない重たいものを勢いよく持つ、老化に伴う組織の劣化などにより生じる
肩関節周囲炎が悪化する前にできること
♦いつ受診すべきか?
肩の痛みが数日続いたり、夜間痛や動かしづらさが出た場合は早めの受診が重要です。放置すると慢性化や拘縮のリスクが高まります。
♦放置するとどうなるのか?
自然に治ることもありますが、炎症が慢性化して可動域が制限される「凍結肩」になると、回復に1年以上かかることもあります。酷い場合は、サイレントマニプレーションなどで麻酔をして肩の癒着している組織を無理やり剥がす必要があります。
♦他の疾患との見分け方(腱板断裂・石灰沈着性腱炎など)
似た症状でも、腱板断裂や石灰沈着性腱炎など別疾患の可能性も。画像診断や専門的な触診で正確に見極めることが大切です。
当院での治療法・施術内容

♦手技療法(肩関節の可動域改善)
硬くなった筋肉や関節包を手技で丁寧にほぐし、肩関節の可動域を広げます。痛みの軽減と動作の改善を同時に促します。
♦運動療法(筋トレ・ストレッチ)
個々の状態に応じたストレッチやエクササイズを行い、筋力バランスを整えながら肩の悪い癖を段階的に回復させていきます。重いものを持つときに痛みが出る場合は悪いクセが付いているかもしれません。
よくあるご質問(FAQ)
♦肩が上がらないのは肩関節周囲炎ですか?
肩が上がらない原因は肩関節周囲炎の可能性がありますが、腱板断裂や神経障害のケースも。正確な診断のためには医療機関の受診が必要です。
♦肩関節周囲炎は何ヶ月で治りますか?
症状の進行度により異なりますが、多くは3〜6ヶ月程度で改善します。放置した場合は1年以上かかることもあるため、早期対応が重要です。
♦肩関節周囲炎は手術が必要になることもありますか?
基本的には保存療法で改善しますが、症状が長期化し重度の拘縮が見られる場合など、ごく一部で手術が検討されることもあります。
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