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ドケルバン病とは?親指の腱鞘炎の症状・原因・治し方を徹底解説!

  • 2025年06月05日
  • カテゴリー:未分類

ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)は、親指を動かすときに手首に痛みを感じる疾患です。スマートフォンの使い過ぎや手の酷使が原因となり、特に更年期の女性に多く見られます。放置すると日常生活に支障をきたすことも。この記事では、ドケルバン病の症状、原因、治療法、予防法について詳しく解説します。

目次

ドケルバン病とは?

  • 1-1. 病態の概要
  • 1-2. 発症部位と関与する腱

ドケルバン病の主な症状

  • 2-1. 親指の痛みと腫れ
  • 2-2. 動作時の不快感

ドケルバン病の原因とリスク要因

  • 3-1. 手の使い過ぎと負荷
  • 3-2. 性別・年齢・ホルモンの影響

ドケルバン病の治療法

  • 4-1. 保存療法(安静・薬物療法)
  • 4-2. ステロイド注射と手術

ドケルバン病の予防とセルフケア

  • 5-1. 日常生活での注意点
  • 5-2. 効果的なストレッチと食事習慣

1. ドケルバン病とは?

1-1. 病態の概要

ドケルバン病は、親指を動かす腱が通るトンネル(腱鞘)が炎症を起こし、腱がスムーズに動かなくなる病気です。正式には「狭窄性腱鞘炎」とも呼ばれ、特に親指を頻繁に使う人に発症しやすいのが特徴です。手首の親指側に痛みや違和感が出ることが多く、進行すると日常生活にも支障をきたすことがあります。

1-2. 発症部位と関与する腱

ドケルバン病は、親指を伸ばす「短母指伸筋腱」と、親指を外に開く「長母指外転筋腱」の2本の腱が関係します。これらの腱が通る腱鞘が手首の親指側にあり、ここで炎症が起きて腱の動きが悪くなることで痛みが生じます。発症部位は腱鞘の入り口付近で、触れるとピンポイントで痛みを感じるのが特徴です。

2. ドケルバン病の主な症状

2-1. 親指の痛みと腫れ

ドケルバン病のもっとも典型的な症状は、手首の親指側に感じる痛みです。特に親指をグーの中に入れ握った状態で手首を小指側に曲げると激痛を感じることがあります。また、患部に軽い腫れが出ることもあり、触れると痛む「圧痛」もみられます。進行すると、親指を動かすたびに強い不快感や制限が出てきます。

2-2. 動作時の不快感

日常生活で親指を使う動作、たとえばスマホの操作、赤ちゃんの抱っこ、料理中の包丁使用などで強く痛むのが特徴です。動かさなければ症状は軽く感じますが、使い続けると悪化するため注意が必要です。痛みにより無意識に動作を避けるようになり、筋力低下や関節の硬さにもつながることがあります。

3. ドケルバン病の原因とリスク要因

3-1. 手の使い過ぎと負荷

主な原因は、親指や手首の使い過ぎです長時間のスマホ操作や、繰り返しの手作業、パソコン作業などで腱に過剰な負担がかかると炎症が起こります。親指を広げたり動かす動作を繰り返すことで、腱と腱鞘がこすれ合い、炎症や狭窄が進行して痛みが出やすくなります。

3-2. 性別・年齢・ホルモンの影響

ドケルバン病は、女性に多く見られる傾向があります。特に産後や更年期の女性は、ホルモンバランスの変化が腱鞘に影響を与えるとされています。また、40代以降の女性は手首への負担が増える生活習慣も関係しており、育児や家事、介護などで発症するケースも少なくありません。

4. ドケルバン病の治療法

4-1. 保存療法(安静・薬物療法)

まずは患部を安静に保つことが大切です。作業を控えたり、サポーターやテーピングで手首を固定することで腱の負担を減らします。痛みが強い場合は、湿布や内服薬(非ステロイド性抗炎症薬)で炎症を和らげます。軽度であれば、保存療法だけで改善するケースも多くあります。

4-2. ステロイド注射と手術

保存療法で効果が見られない場合、整形外科でステロイド注射が検討されます。注射は炎症を速やかに抑える効果があり、症状の緩和に有効です。それでも改善しない場合は、腱鞘を切開する手術が行われます。日帰り手術で済むことが多く、再発リスクも低くなります。

5. ドケルバン病の予防とセルフケア

5-1. 日常生活での注意点

予防には、親指や手首に過度な負担をかけないことが重要です。スマホ操作は両手で行い、長時間続けないように意識しましょう。また、重い荷物を持つときは手首をひねらずに持つなど、手の使い方を工夫することが大切です。小さな意識が、炎症の再発防止につながります。

5-2. 効果的なストレッチと食事習慣

日常的に手首や親指をゆっくりとストレッチすることで、腱の柔軟性を保ち、炎症の予防になります。また、抗炎症作用のある食事(大豆製品、魚、緑黄色野菜など)を意識して摂ることも効果的です。生活習慣の見直しが、根本的な予防に繋がります。

注射が怖いなどの方は、まずはストレッチからやってみてはどうですか?当院のInstagramではストレッチ方法を紹介していますので是非ご活用ください!

スマホ指痛くない?の動画にあります。Instagram

【まとめ】

・長時間手の酷使で痛みが出ていたら腱鞘炎になっているかもしれない

・親指を中に入れて手を曲げての痛みが出たらもしかしたら腱鞘炎の一部かも

・まずは安静に!生活で工夫を出来るところは工夫してみる

他にも手首に痛みが出てしまう方は、その他の可能性があるかもしれません。慢性的に痛みが続いている場合は一度整形外科にまずは行き、徒手で楽になりたい方は当院はいかがですか?

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